6.基調講演者とプログラムのハイライト

「お念仏に生かされて」とはどういう意味でしょうか? 第16回世界仏教婦人会大会には、念仏の教えに目覚め、堂々とユニークな人生を過ごされている著名な基調講演者を2人お招きしています。本好由紀子氏(ストックトン仏教会開教使)は、日本で寺族として生まれ、ハワイで育ち、1970年代には数少ない女性の浄土真宗開教使となり、ハワイでお勤めされ、現在は米国本土でご活躍されています。

都路惠子教授は、日本の寺族に生まれ、学界で独自の研鑽を積み、今や世界レベルで浄土真宗を研究する独立した学者です。

各講演者は、英語と日本語(ポルトガル語の翻訳も配布される予定)の両方で、大会のテーマである「お念仏に生かされて」の基調講演を行います。

6.1   本好由紀子開教使

(英語/日本語)
本好由紀子開教使
常駐開教使, ストックトン仏教会
米国仏教団

1950年5月21日、本好家の長女として東京で生まれる。1966年、ハワイ生まれの両親と共にハワイへ移住。ハワイ島のカウ高校、ハワイ大学を卒業後、ウィスコンシン大学にて仏教学修士号取得。浄土真宗本願寺派で1977年に得度、1978年に教師を授かり、ハワイ教団開教使として1978年ヒロ別院に赴任。1981年から1983年、ハワイ教団奨学生として大阪にある行信教校で学ぶ。帰国後、ヒロ別院、ミリラニ本願寺、リフエ本願寺、ハワイ別院と勤め、2011年より北米開教区のストックトン仏教会に従事している。

 

 

6.2   都路惠子(とろけいこ)

(英語/日本語)
都路惠子
仏教研究家

「料理研究家の伝える家庭料理のように、日常生活で味わい実践できる仏教(浄土真宗)を伝えたいと思います」

元仁愛大学専任講師(仏教・浄土真宗担当)

京都大学大学院・博士課程(宗教学)修了後、2002年から2003年までアメリカのIBS(仏教大学院)に客員研究員として留学。

仁愛大学在職中(2011〜2017年)の2015年から1年間海外研修の機会を頂き、アメリカ・カナダ・ヨーロッパにある浄土真宗の寺院状況を視察。旅を通じ、英語とインターネットにより世界中が密につながる現在の状況を痛感した。そこで、日々の生活で実践できる浄土真宗をわかりやすく日英両語で発信することをライフワークにしたいと思い、2017年4月独立。

著書:アジャセからの贈りものー耳で聞く『教行信証』の世界(方丈堂出版)

DVD:都路惠子のアジャセ法話(方丈堂出版)

浄土真宗本願寺派・土呂殿 本宗寺(蓮如上人御創建)の生まれ。

Panel Presentation

6.3   体験発表

各連盟(カナダ、日本、米国仏教団、ハワイ、南アメリカ)は現在活躍中の浄土真宗婦人を代表スピーカーとして選出していただきます。

各代表者は「お念仏に生かされて」いる自分の生活や人生経験を発表していただきます。5分から10分以内のスピーチ内容を書いていただきます。翻訳の必要があるので、スピーチ内容を2019年2月1日までにご提出ください。

District Entertainment

6.4   各連盟の余興

各連盟(カナダ、日本、米国仏教団、ハワイ、南アメリカ)は2019年9月1日(土)に行われる連盟の余興(歌、ダンス、芝居 等々)に出演してください。各余興は7分以内とします。2019年3月までに余興の題目を通知いただくよう、米国仏教団婦人会連盟より連絡いたします。